私たちの想い
”遊び”を大切にしているわけ
「遊び」という言葉を国語辞典で調べてみると、物事にゆとりがあること、機械などで急激な力の及ぶのを防ぐため部品の結合にゆとりをもたすこと、などとも書かれています。
私たちの求める”遊び”も、このゆとりや余裕のことです。
普通自動車の運転免許をお持ちの方ならご存じだとは思いますが、自動車のハンドルには”遊び”と言われるゆとりを持たせてあります。
これが無いと、ハンドルに余裕がなくなり、ハンドルを切った途端にタイヤが動いてしまい車を制御できなくなります。
つまりこの”遊び”があることで余裕を持ってスムーズに曲がることが出来ます。
私たちは、スポーツや体を動かす運動にもこの余裕、いわゆる”遊び心”が必要だと考えています。常に「勝ち」「負け」や「できた」「できない」だけの評価では息が詰まってしまいます。
”遊び”は夢中になる
子ども達は、楽しいと感じたことは時間を忘れて、笑顔でずっと繰り返し続けますよね?
子ども達にとって楽しい遊びはずっと続けていたいもの、時間を忘れて夢中になってしまうものです。
私たちもスポーツや運動も楽しい遊びの一つととらえ、まずは楽しく夢中になってもらうことを最優先しています。
楽しく続けていくことで、自らさらに「上手くなりたい!」と心から思い、チームなどで本格的なプレーを目指せば良いと考えています。
もちろん、もっと上手くなりたいという気持ちにならなくても、「スポーツは楽しい」「からだ動かすのが好き」ということでも十分です。
私たちは、これからも常に子ども達が笑顔で伸び伸びと夢中で遊べるように導きます。保護者の皆様は子ども達の笑顔で遊んでいる姿を楽しんでください。
”遊び”がなくなってきている
小学生の7割以上が放課後に外遊びをせず、1割以上が遊ぶ友達が一人もいない--
千葉大学園芸学部の木下教授が児童2986人を対象に調査したところ、多くが外で遊んでいない実態が浮かんだ。木下教授は「放っておけば子どもが遊ぶ状況ではない。外遊びを促す社会的介入が必要だ」と話す。
2019年6月毎日新聞記事より抜粋
ポーラスターは、1981年にサッカー少年団としてスタートしました。子どもたちへ指導を40年以上続けていますが、その中でも「遊び」が減っている現実を感じていました。例えば、サッカーは上手でも側転や前転(でんぐり返し)などの運動が苦手な子や、ボール投げが苦手な子、などたくさん見てきました。
小さなうちから休みなくサッカーばかりしていると、様々な運動経験が乏しくなり、偏った運動経験になってしまいます。もちろん、子ども本人が自ら意欲的に行っているならそんなに素晴らしいことはありません。
しかし、過度に大人が過干渉になり、子どものためのサッカーではなく、大人の自己満足のためのサッカーになってしまっているコトも少なくありません。
さらにスマホやTVゲームの発達により外に出なくても遊べる娯楽がたくさんあり、子ども達だけで自由に遊べる公園や空き地も減ってきています。
今、スポーツや運動に求められるものは安心して遊べる環サンマ(3つの間・時間・空間・仲間)を子どもたちに提供することだと強く感じています。
ポーラスターに込められた想い
ポーラスター(polarstar)は、英語で北極星を意味します。
北極星は、いつも同じ場所で輝き続けている。行き先が分からなくなった時、空を見上げれば北極星を道標に迷わず目的地に辿り着ける。
磐田市見付には街を妖怪達から救った勇気ある犬の物語、しっぺい太郎伝説の言い伝えがあります。そのしっぺい(疾風)太郎が故郷である長野県駒ヶ根市の光前寺へ帰る時にも道標にしたのが北極星でした。
我々クラブも子ども達一人ひとりの道標となれるよう関わっています。そしていつかクラブで育った子たちが様々な人の道標となれることを願っています。
スポーツは遊びであり、遊びの中にこそ学びがある
スポーツ(Sports)の語源は、ラテン語のデポルターレ(Deportare)。”気晴らし””休養””楽しむ””遊ぶ”などを意味します。
スポーツは本来、自由な遊びであり、その大人に強制されない遊びの中によって、「目標に向かって頑張る力」や「人とうまく関わる力」や「感情をコントロールする力」などの非認知能力が向上します。
また、発育発達に合わせた身体運動や自発的な運動により脳に刺激を与え、認知能力も向上。スポーツを通じて多角的な視点をもち子どもたちの成長をサポートしていきます。
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