【レポート】プールdeサーフィン体験~長期休養の重要性

夏休み恒例の\プールdeサーフィン体験/を8月3日(土)磐田北小学校プールにて開催しました。NPO法人マリンプロジェクトさんにご協力いただき、FCポーラスター磐田6,5年生20名がサーフボードとサップの体験をしました。今回の体験の様子の報告と併せて、夏休みに長期休養を取ることの重要性についてお伝えいたします。

こんにちは、抹茶コーチこと永田です。

今年で5年目を迎える夏休み恒例の\プールdeサーフィン体験/、FCポーラスター磐田の6,5年生を対象に開催しました。

プールdeサーフィン体験

近年はとても暑く、水温が高過ぎて体育での水泳授業ができない事象も起きているようです。私たちが子どものころは小学校のプール開放があり、毎日のようにプールで遊んでいましたが、その光景も今では見られなくなりました。

そこで、毎日35度を超える気温で、グラウンドでの通常の活動は非常に危険であることもあり、磐田北小学校にプールを開放していただき、毎年サーフィン体験を開催しています。

サーフィン指導は、NPO法人マリンプロジェクトの皆さん。とても明るく、子ども達ともすぐに馴染んで、楽しく進めていただきました。

まずは準備運動してから、水になれるために低学年用の小プールで軽く遊んで、

早速、パドリング(手でこいで前進する)とテイクオフ(ボードに乗る)の動きをプールサイドで確認

その後は、サーフボードに乗って、ひたすらパドリングとテイクオフを繰り返し。

上手くいっても、いかなくても、終始笑顔で楽しんでました!!

プールdeサーフィン体験

今年は初めてのサップにも挑戦!

オールでこぐのが難しかった様子。でもみんな上手に立ってました。

最後は、2チームに分かれパドリングリレー!!

勝った負けたで大はしゃぎの子ども達。心ひとつに応援するシーンも良かったね

いつもと違うスポーツを体験することで、普段養われない筋肉や関節の動きなどがあり、身体操作能力向上につながります。さらに暑い時期でも冷たいプールの中で楽しく!嫌なストレスなく十分に良い運動になったことでしょう。

以前は、ポーラスターでも夏休みには遠征で大会参加や合宿なども行っていました。しかし、2017年頃から少しずつですが、夏休みに対する在り方を見直し、現在のように休みを増やす方針としてきました。

今年は約4週間ほどを休むという、まさに欧州クラブ並みの長期休養としました。その理由と期待している効果について次にお伝えしましょう!

目次

長期休養する理由

  1. 体調を整える
  2. 身長が伸びる
  3. 時間のゆとりができる

一つずつ考えていきましょう。

①体調を整える

連日35度を超える異常な暑さ。この暑さの中、トレーニングや試合をしても体調を維持するのが難しいどころか、暑さそのものが体調を崩す原因にもなります。昭和の昔であれば、暑さに耐えて成長するという考えもあったのかもしれませんが、現代の気温、そして科学的な観点からも暑さという余計なストレスをもった状態でのトレーニングや試合は効果がありません。

②身長が伸びる

「寝る子は育つ」という言葉を聞いたことあるでしょうか?

昔から、子どもの成長には睡眠が大事であることを伝えられています。休養があることでしっかりと食事をして、しっかりとした睡眠が確保できます。睡眠が多い方が間違いなく身長が伸びます。もちろん遺伝的な要素もあるようですが、良い食事と良い睡眠により、この休みの間に大きく身長が伸びる子が多いです。

③時間のゆとりができる

時間のゆとりができると心が豊かになります。このゆとり時間に家族と過ごすのもいいでしょう。また友達と一緒に遊ぶのもいいでしょう。いつもと違う遊びや体験、家族とのひと時、それがこれからの人生を豊かにする。そう信じています。

量より質~休むことで強くなる

私自身、中学からサッカーを始めて、学生時代はほとんど休みなくサッカーを続けてきました。それこそ、「たくさん練習すれば上手くなる」そんな考えが強かったでしょう。

それを変えるきかっかけの一つは、2015年スペイン指導者研修でした。8月に約1週間、バルセロナに滞在して様々なクラブで勉強させてもらいました。当時、8/19に出発し、到着してすぐに見学したクラブでは、その日が休み明け初日で「まずはコンディションを少しずつ上げる軽いトレーニングをしている」という現地ガイドの紹介でした。

元々、ヨーロッパ諸国のクラブでは、夏休みは家族でバカンスとして1ヶ月から1ヶ月半ほど活動は休みとなり、そこから9月のシーズンスタートに向けてトレーニングしていくのです。長期休養を挟んで計画的に1年間トレーニングと試合の環境を提供していきます。

「量より質」たくさんやることが良いことではなく、しっかり休んで、英気を溜めて、質の高いトレーニングでシーズンに臨む。

まさに「休むこと」もトレーニングとしているのが、サッカーやバレー、バスケットボールなどの団体球技が強いヨーロッパ諸国の考え方です。

私たちも「量より質」この考え方を追求し、生涯スポーツを楽しむ人材が育ってくる環境をつくっていきます!!


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